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住宅ローンの「元利均等返済」ってどんなふうになってるの?
「元利均等返済方式」は毎回の返済額がずっと一定で、その返済額の内訳(元金部分と
利息部分) が返済時期によって異なってくる返済方法なのです。
住宅ローンの返済方法の中では最も一般的なものですが、この返済方法の特徴は、返済当初は利息部分の負担が大きく、返済期間が経過するにしたがって元金部分が多くなっていきます。この返済方法のメリットとしては、
- 毎回の返済額が一定ですから、長期にわたる返済計画がたてやすい。
- 当初の返済額が、元金均等返済方式と比較したときよりも低いので、収入基準のハードルが低くなる。
- 繰上げ返済による利息軽減効果が大きい。(※「返済額軽減型」よりも、「期間短縮型」の方がより多くの利息を軽減できます。)
などがあります。ちなみに、デメリットは
- 下の図を見てわかるとおり、当初元金が減らない!
- 元金均等返済と比較すると、総返済額が多い。
ことがあげられるでしょう。
これを用いた返済額については、「借入金額」、「適用金利」、「返済期間」の3つの要素を一定の計算式に当てはめて計算されていますが、この計算式は複雑ですので、下の表のような
返済額早見表を参考にしながら確認するのが一般的ですよ。
■借入金額 100万円あたりの返済額早見表 (毎月返済分/単位:円)
この表を使って、元利均等返済のシミュレーションをしてみましょう!
借入金額は1000万円、金利は2.5%、返済期間は20年の場合、以下のような償還予定と計算になります。
■償還予定表の例 借入金額:1000万円、適用金利:2.5%、返済期間:20年(240回)
- 毎月の返済額 : 52,990(5,299×10倍)※上早見表参照
- 第1回目の利息 : 20,833(1000万円×0.20833%)※直前のローン残高×月利
- 第1回目の元金 : 32,157(52,990-20,833)※その回の返済額-利息
- 第1回目のローン残高 : 9,967,843(1000万円-32,157)※直前のローン残高-その回の元金部分の返済額
- 第2回目の利息 : 20,766(9,967,843×0.20833%)※直前のローン残高×月利
- 第2回目の元金 : 32,224(52,990-20,766)※その回の返済額-利息
- 第2回目のローン残高 : 9,935,619(9,967,843-32,224)※直前のローン残高-その回の元金部分の返済額
- 第3回目以降 : 上記の繰り返しとなります
いかがですか?この場合、4回目で21万円支払っておりますが、元金はおおよそ13万円しか減っておりません。当然、借入金額が大きくなったり、返済期間が長期にわたる場合はもっと顕著になります。
返済計画は慎重に立てたいものですね!
この記事を掲載した日 : 2007/12/16