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じゃあ、「元金均等返済」はどんなふうになってるの?
「元金均等返済方式」は毎回の元金部分の返済額を一定にする方法で、利息を含めた
返済額は返済が進むにしたがって徐々に少なくなっていきます。
前回、元利均等返済についてお答えいたしましたが、この元金均等返済方式はそれと全く反対のメリット、デメリットがあると考えてください。
メリットとしては、
- 元利均等返済と比較すると、総返済額が少なくなる。
- 元金部分の返済を一定にすることで、元金が確実に減っていく。
- 返済が進むにつれ、返済負担が減る。
などがあります。デメリットは、
- 当初の返済負担が重たい。
- 繰上げ返済による利息軽減効果が小さい。
などがあげられるでしょう。
前回と同様の条件で、元金均等返済のシミュレーションをしてみましょう!
借入金額は1000万円、金利は2.5%、返済期間は20年の場合、以下のような償還予定と計算になります。
■償還予定表の例 借入金額:1000万円、適用金利:2.5%、返済期間:20年(240回)
- 第1回目の利息 : 20,833(1000万円×0.20833%)※直前のローン残高×月利
- 第1回目の元金 : 41,666(1000万円÷240回)※借入金額÷返済回数
- 第1回目のローン残高 : 9,958,334(1000万円-41,666)※直前のローン残高-その回の元金部分の返済額
- 第2回目の利息 : 20,746(9,958,334×0.20833%)※直前のローン残高×月利
- 第2回目の元金 : 41,666
- 第2回目のローン残高 : 9,916,668(9,958,334-41,666)※直前のローン残高-その回の元金部分の返済額
- 第3回目以降 : 上記の繰り返しとなります
元利均等返済と比較すると、当初毎月の返済額は大きいものの、元金部分は確実に減っているのがわかりますね!最近この返済方法をご検討されるお客様もおられますが、金融機関によっては取り扱いがないところもございますので、よく確認していただいた方がよさそうです。
いずれにいたしましても、借金は早く返したいものですよね。
この記事を掲載した日 : 2007/12/16